すべては鍋のために

投稿日:2013年10月28日


皆さんこんにちは。

 

 

 

十月も中旬を越えてなお、しつこく発生しては微妙に本州を掠めていくという嫌味ったらしい軌道を見せた台風の猛威もようやくこのごろ落ち着き、季節は一気に晩秋の趣を呈してきました。

 

(ちなみに、台風が2つまとめてくるなど、私は目にした覚えがありません。お客様曰く、伊勢湾台風がそんな感じだったそうです。

27号と28号って、合体したりしないんですか? したら55号になるんですか? という私の問いはお客様の失笑を招きましたが、そんな会話は今回の記事にはもちろんなんら関係ありません)

 

 

 

今年は秋が短いと、お天気お姉さん情報で事前に知ってはいたものの、短いどころかもう半分冬じゃないかどうなってるんだと、一言物申したい気持ちで一杯です。

 

暑さ引っ張りすぎた夏と、フライング気味到来の冬に、哀れ「春夏秋冬四人集」唯一、出番を減らされた「秋」は猛抗議していいと思います。

 

ただでさえ期間が短い上に秋特有の季節イベントも少なく、ブランドイメージもせいぜい読書やら食欲くらいしかない私の立場を少しは考えてくれ・・・(泣)と。

 

 

 

斯様に秋到来を待ちわびていたのも、ひとえに台風襲来からさかのぼり、十月の五日には既に、松丸農園では冬野菜の支度を始めていたからに他なりません。種まきを終えた今、気候の移り変わりには非常に敏感になるのは当然。

あぁ早く夏が終わり秋の気候にならないかな、と毎晩懊悩したものです。

 

 

 

 

勘の良い方はお分かりでしょう。というかタイトルに書いてありますが、そう、全ては冬の定番料理、鍋に向けて。

 

 

 

というわけで以下10月5日、畑仕事の様子をお伝えしたいと思います。

 

 

 

 

 

微妙な曇天の日曜日。

 

 

松丸園長を先頭に、続けて畑に踏み入る男ふたり。

 

 

米屋の血統を継ぐもの、スタッフA

 

 

新宿生まれ(最近発覚)スタッフB

 

 

 

 

ケアステーション暖が誇る(?)二名の精鋭スタッフです。

 

 

 

まずは今年の夏の暑さにも負けず、多くの実りをつけてくれた夏野菜の片付けから。

 

 

ナスもぽちぽちと小さいのやら画像のような細長いのやらが成っていますが、花がほとんど咲いてないので今後の収穫はできないだろう、と松丸園長。

 

 

ありがとう。ごちそうさまでした。

 

こちらはオクラ。

なんですが、スーパーなどでは見たこともない巨大サイズ。

 

 

新宿生まれの都会っこであるスタッフBには意味不明の光景。

ついついシャッターを切りすぎてしまいました。

 

 

 

 

前知識なしでコレをオクラと判ずるのは、新宿生まれのシティーボーイであるところの私には荷がかちすぎます。

 

 

 

うわぁー なんだこの大きさ!

 

大都会新宿生まれ(以下略)

 

 

 

思わず長靴を履いた自らの足と比べて記念撮影。

私の足サイズが27センチであるところから、このオクラは20センチ前後と察せられます。

 

 

 

一方、定期的に畑に通い、みずやり剪定雑草除去などを行ううちに、ついに米屋の遺伝子が覚醒したスタッフAは、長ネギの横で松丸園長とオクラ育成の難しさについて語り合っています。

 

 

「オクラってすぐ大きくなるから難しいですよね」

 

「そうそう、ちょくちょく見にこれないなら、オクラは来年からやめた方がいいかもね」

 

「となると、ゴーヤなどを増やす方がいいかもしれませんね」

 

 

「いいわねー、あ、かぼちゃなんかもいいんじゃない?」

 

 

「なるほど。かぼちゃはピッタリかもしれませんね。そうすると肥料の割合は・・・」

 

 

 

ここだけ聞けば、村の寄り合いで来期の作付けに向けて農家と農家の間で精力的に交わされる情報交換そのままですね。

 

 

 

 

 

 

雑草含め全てを引っこ抜いたら、土を柔らかく耕します。

暑さこそだいぶマシですが、普段行わない運動、スタッフB早くも息をあげます。

 

 

一方松丸園長の指示も待たず、自主的に牛糞など肥料をまき始めるスタッフA。

 

 

http://hachifuku.com/1262.html

 

 

リンク先を参照いただければお分かりになるかと思いますが、農業初心者、全て指示待ちだった彼も、酷暑に挫けず立派に育った野菜と一緒に、たくましく成長を遂げていたようです。

 

 

 

 

 

 

この腰つきが、もう玄人のソレですね。

 

 

 

B父「お、お前、その腰つきは・・・?」

 

 

B「へへ、俺もちょっとは米屋らしくなったかな?」

 

 

 

などというやり取りが次の帰省時にはきっと行われることでしょう。きっと。

 

 

 

 

 

こちらは、松丸園長。

 

 

苗を植える算段をしているようです。

 

 

「ここからこの幅で4・・・ いや5列はいけるかな。多少狭くても肥料を多めに土を盛れば・・・」

 

 

 

何のことか分からないスタッフBですが、隣でスタッフAはしきりにうんうんと頷いています。

 

 

 

 

 

すると今度はクワを使って畑の土を一列に山のように集め、そのてっぺんをポンポンたたいて平らにならしていきます。

 

つまりこのようになります。

 

 

こうすることで一気に畑らしくなりました。

 

 

調べてみると「畝(うね)」というらしく

 

 

>>wikiより(読み飛ばし可)

畝(うね)とは、 で作物を作るために(何本も間隔を空けて)細長く直線状に土を盛り上げた所のこと。英語ではhillingまたはhillと呼ぶ。またが畝る(曲がる)などと動詞ともなる。

(ねぎ)を作物とする畑の畝(これは山型)

畑の畝、畦(どちらも、うね)は、作物を生育させるために土を盛り上げた所。畝はしばしばや作物を風からの障害を防ぐ目的がある。 畝はスコップ、また機械の耕耘機トラクターを用いて立てる。 通常、作物を作り終え次の作物を生育するとき、畝を立て直す。これを畝換えと言う。

作物や土の状態によって、畝が必要でなかったり、畝の形状を変更したりする。

冬以外の気候ならば南北方向に立てられる。温度も十分で土を温める必要もないからである。しかし、冬の天候では土が十分温まらないこともあり、光が当たる面積を増やす目的で畝が東西に立てられる。

よく畝を立てるとされる状況は、

  • 土の水はけが悪い場合
  • 作物が塊根、塊茎である場合(ジャガイモなど)
  • 強力な茎をもつ作物を生育する場合(リーキなど)
  • その他の場合(チコリーなど)

があげられる。

例として、畝をよく用いられる作物にジャガイモがある。 ジャガイモの塊茎は地面の下に成長するが、これが光を受けた場合クロロフィルソラニンを生成する。ソラニンは非常に有害で、吐き気や頭痛、重篤な場合だと死に至る。したがって、ジャガイモの成長期は畝を立て(土をかぶせ)、廃棄することがないようにしている。

 

 

 

 

まあつまり、こうすることでよく育つようになるのでしょうきっと。

 

 

 

道中、ホームセンターで買った苗と、園長が自分のところのあまりの種を分けてくれたので、それらを蒔いていきます。

 

 

 

 

実に頼もしい後姿。写真を撮る私としても、今後の作業の全てを任せられだろう風格を感じられます。

 

 

 

 

両手で包むように苗をいたわるスタッフB

 

 

生まれたばかりの我が子に対するかのような慈愛溢れるその姿は、彼が一介の農業従事者になった証左であります。

 

 

 

 

 

やさしく、かつしっかりと、植えつけていきます。

 

 

 

 

 

左に見える苗はトレビス。

 

ん? なんだって? と思われる方も多いかもしれませんが

 

https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%93%E3%82%B9&espv=210&es_sm=122&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=9_VsUtO6KK2kigec-4DgBw&ved=0CAcQ_AUoAQ&biw=1920&bih=955

 

こんなのです。

紫キャベツに似ていますが全くの別種。

今回松丸園長の鶴の一声で栽培決定しました。

 

 

 

 

そして、その右方向には左端から順に

 

 

白菜(結球)、白菜(未結球)、大根(長)、大根(短)

 

 

と要するに冬の鍋に入れるための野菜を植えました。

 

 

 

 

さてこの苗や種たちが今どうなっているか。

 

 

 

無事台風を乗り越え芽吹き成長したのか?

 

 

 

冬の鍋料理に間に合うのか?

 

 

 

 

は次回のご報告でお伝えしたいと思います。

 

 

 

(実は本業が忙しくあれ以来なかなか畑にいけていません。先日みずやりに行ったスタッフB曰く、芽はでてた。ちょこっと。とのこと。・・・うーん)