土用丑の日、暑気払い!

投稿日:2014年7月29日


皆さんこんにちは。

 

 

 

今年も順当に年中行事を消化しているケアステーション暖。

 

 

 

件のゴーヤに実が成らないとやきもきしていたところ、雄花ばっかりで雌花がほとんど咲いておらず、頼みのインターネット先生に伺ってみると、どうやら適宜芽を摘み取りつつ、必要とあれば人工授精も行わなければ実入りがないとのこと。

 

 

どこか家庭菜園の延長と捉えていたゴーヤ栽培。人工授粉などという専門的用語については、古代アッシリアではナツメヤシの栽培において既にその技術が使われていた、などというウィキ由来の知識が想起されますが、そんな古来の技術が現代のここ相模原で発揮されている現実は、否が応にも時の移ろいとはかなさを感じさせます。

 

さしものアダド一世(古アッシリアの偉い人だそうです)も自分たちが行っていた画期的新技術が現代の家庭菜園で生かされているなどと知れば、感慨深いに違いありません。

 

 

古代技術のおかげで最近ようやくちらほらと小さなゴーヤが散見されるようになり、ホッと一安心のお客様と我々スタッフです。

 

 

さて、今年もまた訪れた酷暑。

ヒートアイランドやら地球温暖化やら、原因となる事象には事欠かない昨今。皆さんに置かれましても、クーラーやらダイソンやらの文明の利器を駆使して、日々快適に過ごしていただければと存じます。

 

 

存じますが、存じて済むなら世に熱中症は発生しません。

発明家で名高い平賀源内は言いました。ウナギの栄養ほんとすごい、と。

 

 

 

いや言ってませんけれど、ウナギの滋養強壮効果に着目した彼は、鰻屋からの依頼もあり、「土用の丑の日」という名キャッチコピーを作り上げた、という説はあまりに有名です。

そう、発明家以前に彼は名キャッチコピーライターだったんですね。

 

 

 

 

江戸時代発のキャッチコピーが現代に至るまでも受け継がれ定着していると知れば、平賀さんも内心ガッツポーズを取ることでしょう。

 

 

そんなわけで前置きが長くなりましたが、今年も鰻を率先して食す時期がやってきました。1年めぐるのはあっという間です。

 

 

今年の鰻価格、前年よりは落ち着いたということで、やや無謀とも思える「狩猟」という手段に訴えるでもなく、平和的に資本で解決していただきました。(社長がポケットマネーで購入した、とも言います)

 

 

しかし高いものは高い!

 

この日も雑談の中で鰻の話題は当然上がりましたが

 

 

 

 

 

 

大好物には違いないけど高すぎて食欲が無くなる

 

 

同じ金で3日分まかなえる

 

もう少し安くなったら皆で買って食べましょう

 

 

 

といった、土用の丑の日当日にはあえて買わず、若干時期をずらして鰻を食そうとする空気が支配的でした。

 

 

 

 

 

実は当日までお客様には何もお知らせしていません。

 

普段頼んでいるお弁当のご飯。その中にそっと鰻を忍ばせて配膳します。

 

 

 

 

それでは皆様、お手を拝借、いただきまーす、と食物に感謝しつつご飯のふたをパカッと開けると、そこにはなんと、鰻が!

 

 

 

 

あらまぁー

 

と若干低音の黄色い声援が方々から上がります。

 

 

 

ここ数日の暑さに元気をそがれていた皆様でしたが、鰻のおかげでたちまち元気になられたようです。

 

 

これ追加料金取らないの? いいの? じゃあ出世払いで! イツ出世するの? 生まれ変わったら!(笑)

 

一同笑いが広がります。

 

 

 

 

 

「好物は先」派。

このあとは鰻の余韻に浸りつつ、たれが染みたご飯を味わうのが俺のスタイル、だそうです。なんとなく質実剛健、武士感が漂います。

 

 

 

 

 

 

あぁおなか一杯しあわせ!

 

 

普段はご飯を半分にしてオーダーが多い皆様ですが、この日は当然完食です。

 

 

 

 

これ以上何も入らない、と煎れなおしたお茶を飲みながら連続テレビ小説を眺めるいつもの食後。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みなさんおまたせしました

 

 

言いつつ手に持った袋の中身をドサドサとお皿に広げるのは、何のデジャビュか、社長です。

 

 

そう、去年の丑の日にも同じように食後のウナギパンを提供しました。

 

 

1年ぶりの再会ですが、今年はチョコ鰻と粉ざとう鰻の二種類がそろい踏み。

 

 

 

 

 

 

おなか一杯でもう入らないなんて言ったっけ~?

 

 

 

 

 

甘いものは別バラという仮説を自らの体で実証していくお客様方。

 

 

 

 

可愛いわね、ウフフ。と素敵な笑顔を浮かべつつ、この2秒後には頭からガブリ。

 

 

 

 

 

これ、どこから食べればええの?

 

そうですねぇ、やはりちぎって少しずつ食べ・・・

 

エーイ、頭からイったれ(ガブリ)

 

・・・

 

 

 

 

とまぁ今年も賑やかに土用は過ぎていきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鰻も鰻型のパンも喰らいつくし、本当にもう何も入らない、と天を仰ぐ皆様。

 

 

 

その視線がふっと横に向いたかと思うと

 

 

今年も命拾いしたわね(笑)

 

 

 

 

 

 

今や非常食扱いから暖のペットに格上げされたウナギ君。

 

 

 

自分に向けられた恐ろしい一言に、水槽の中でバシャっと身震いする丑の日の主役でした。