丁か半か!?

投稿日:2014年11月24日


ブログをご覧の皆さん、こんにちは。

 

 

 

さて、最近ある高名な俳優が逝去され、その追悼企画として、彼が生前に出演してきた映画の数々が再放映されていますが、私もその1つを目にする機会がありました。

 

 

いわゆる任侠映画というのでしょうか、今ではあまり耳にしない侠客とか気質とか不器用ですからといった台詞が次々飛び出し、なかなか興味深く拝見していました。(沖縄「入国」に際してパスポートが必要、などという件には思わずなるほどと声が出てしまいました)

 

 

そして場面が賭場での駆け引きに差し掛かると、画面前の観客である私までも威勢の良い掛け声響くシーンに引き込まれ自分がその場にいるかのような、一種の興奮を覚えたものです。。

 

 

 

以前より、古くから現在まで残る「遊び」には普遍的な楽しさがあるのではないか、と思っていました。

コマ回しやけん玉、双六などの昔の遊びも、年代の壁を越えて皆で等しく盛り上がれるものです。

実際、介護の現場においてもそれらをレクリエーションの一環として行うことは珍しくありません。

 

 

であるならば、いわゆる丁半博打であったりチンチロリンであったりは、やり方次第で現代においても十二分に楽しめるレクリエーションとしての価値・効果があるのではないか。

 

 

 

 

 

というわけで、早速実践してみました。

 

 

 

 

 

どこの賭場だ。と全方位からのツッコミを免れようもないほど、紛れもなく賭場。今回のために、わざわざゴザまで購入しています。

 

 

 

 

 

そう、今回導入したのは「チンチロリン」。

陶器の器(ドンブリなど)にサイコロを三個放り投げ、その出目の強さで勝敗を競う、日本伝統の博戯です。

 

 

 

そのルールはとっても簡単。

①親と子を決め(サイコロの大小で決めることが多いようです)、子は掛け金を提示します。掛け金が決定したら、親がサイコロを振ります。

②サイコロを三回振っても役が揃わなければ親の負け。子の掛け金分を全て支払い、親が右となりに移ります。

③親の役が決定するといよいよ本番、子どもたちはその役以上に強い役を出すべく、サイコロを振ります。負ければ掛け金分を親に支払い、勝てば親から掛け金分をもらえます。

④順番にサイコロをふり一巡したら、親が右隣の子に移り、再度①からスタート、

 

 

 

親は1人勝ちのハイリターンの一方、役なしや万一の123(ヒフミ。二倍払い)などリスクも高くなっております。

故に自分が親のときに稼げるだけ稼ぎ、子の内は危険を最小限に抑える、といった一気呵成を仕掛けるか、またはその逆に親のリスクを最小限にしつつ、子の間に小銭を稼ぐといった、安全重視の戦術も考えられ、なかなかに奥が深い博戯と言えるでしょう。

 

 

 

 

 

その役はといえば、

①同じ数が三つ揃う「ぞろ目」が一番強く、

②同じ数字+他の数字(①①⑤でゴケです)でそこそこ強い役ができ、

③456シゴロは即勝ちの二倍儲け、

④123ヒフミは二倍払わなければならない絶対に出してはいけない役、

 

といった按配。

 

 

 

 

これなら数字は苦手、という文系の皆さまにも楽しんでいただけることでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに、本当にお金をかけるとおまわりさんに怒られますので、このお弾きを仮想通貨として暖経済市場に流通させます。

 

 

 

 

1おはじき=1万日本円と、仮にします。

 

 

 

 

 

お風呂に入っておやつを食べてのんびり大相撲観戦をしているお客様3人に声をかけ、早速スタートです。

 

面白いもので、このチンチロリンというゲーム、その方の性格がモロに現れます。

最初に親になったA様。

 

 

 

 

 

 

サイコロを振ったとき、器から飛び出してしまうとその時点で負け(いわゆるション○ン)となりますが、それを極端に嫌う彼女は、手の動きやその高度も必要最小限です。

 

 

 

普通にサイを投げ入れた音が「チンっチロリィ~ン♪」だとするならば、A様の場合「チン。。チ。。ロリ。。。ん。。。。」と、なんとも煮え切らない消極的な音色となります。

 

 

 

 

その結果出る目は可もなく不可もなく。役無しの負けが少ない代わりにぞろ目も余り出ない、ヨツヤが出れば御の字といった、1番バッターのような職人気質。仕事人の風格。普段のA様の印象そのままだったりします。

 

 

 

 

 

 

 

次の親はB様。

 

 

 

 

彼女は、サイコロを器に投げ入れる際、絶対に手元を見ません。サイコロのヤツに自分の視線を感づかれたらおしまいだ、といわんばかりに、さり気なさを装いつつ、天を仰ぎます。

両手を頭の後ろに組み、そぞろ歩きながら口笛を吹くかのような白々しさがグッド。

 

 

 

 

そう、注射を打たれる子どもが咄嗟に行う回避行動にも似ていますね。

 

 

 

 

 

さて、その出目はといえば千差万別。勝つときは大勝するけど、負けるときはとことんついてない、根っからのギャンブラーと言えるでしょう。

そういえばB様は先日導入したパチンコ・スロットリハビリに真っ先に取り組まれた方でもあります。

未知の領域に易々と足を踏み入られるその気質は、開拓者といっても過言ではありません。

 

 

 

 

 

そして出た目はというと・・・

(B様の嬉しそうな様子が全てを物語っていますが)

 

 

 

 

 

 

 

 

出ました、サンゾロ!

 

 

 

 

 

 

 

やってみるとわかるのですが、このぞろ目というもの、そうそう出ません。確率的には36回振って1回。

 

それを最初の投擲でたたき出すとは、なんともはや、ギャンブラーの見立ては間違っていなかったようです。

 

 

 

 

 

 

「えへへ~ こんな良い目を出しちゃってゴメンナサイ!」

 

 

 

 

大勝しておきながら、負かした相手に逆に謝るという、神経逆撫でコンボをかます余裕っぷりです。

 

 

 

 

ちょっと~ なんで私が沢山かけたときにそんなもの(ぞろ目)出すのよ!

 

 

 

 

 

コツコツ増やしてきた軍資金を三倍払いでごっそり持っていかれ、苦笑いを浮かべるA様。

 

 

 

 

 

 

 

 

さてここで代打、C様の登場です。

 

 

 

 

「次は私が親だから、かたきをとったるわよ!」

 

 

 

 

 

 

このC様、言ってみれば代打の切り札。

普段あまり表へでしゃばることはないものの、ピンチにはめっぽう強く、チャンスを手元に引き寄せる強運も持ち合わせています。

 

 

 

 

 

 

C様登場に、A様は1万おはじきで様子見、ギャンブラーB様は先の大勝から余裕の10万おはじき掛け。

 

 

 

 

 

 

 

さてさて、最後の大勝負、どうなることか・・・!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出ました! ヨンゾロ 三倍払い!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あぁ危なかった、なんとなく危険な感じがしたから一万だけ賭けて」 と堅実モットーのA様。

 

トータルで見れば元本からの微減ですが、他の2人がぞろ目を出す中、大健闘といえるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

逆転満塁サヨナラホームランを放ったC様。

「オンナは度胸よ」と豪放磊落に笑います。

 

 

 

最後のぞろ目が奏功し、文句なしの大もうけ。一万おはじきが日本円に変換できないのが悔やまれるところです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方ギャンブラーC様。

 

 

 

 

 

大勝一転破産とはまた・・・

・・・・これ以上は、あえて何も語りますまい。

 

 

 

 

 

 

 

 

誰が言ったか、賭場は浮世の縮図。

 

 

 

 

その悲喜こもごもを胴元という立場から一部始終目撃したスタッフ。

 

 

 

 

実際のギャンブルは危険だ、お金を賭けても良いことはなにもないんだ、ということをシミジミ実感したのでした。

 

 

 

 

 

 

(ちなみに次の勝負ではC様が大活躍。他の2人、A様B様を丸裸にしていました。ギャンブラーの面目躍如です)

 

 

 

 

 

 

 

 

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今回導入したチンチロリン、毎日行うたびに全く異なる人生劇場が展開され、非常に盛り上がります。

 

 

 

私スタッフBも、借金20万おはじきから苦労の末完済、その後成り上がり、また転落し・・・とまるで何十年も人生経験を積み、もう生涯の終盤に差し掛かっているような錯覚を覚える始末です。

 

 

 

 

 

いやぁ、10万おはじき掛けからのぞろ目(30万大もうけ!)→123ヒフミ(二倍払い)→負け分取替えしてやろうと大勝負後の123ヒフミ(二倍払い)はまるでドラマのような展開で、C様じゃないですけど、本当に机に突っ伏してしまいました。

 

 

 

 

 

実況するだけでブログ記事が何本も書けそうなくらいに盛り上がりを見せるチンチロリン。

 

 

 

 

 

またの機会に、別の人生ドラマを紹介できれば、と思います。

 

 

 

 

 

 

それではまた!