お内裏様とお雛様

投稿日:2012年2月6日


皆さんこんにちは。

 

 

以前のブログで、ひな祭りに向けておりがみ陶芸でお雛様とお内裏様をを作ろうとお客様からアイディアをいただき、完成次第あらためてお知らせさせて頂く旨をお伝えしました。

 

 

 その雛人形が本日ついに完成しましたので、約束通りここにご紹介させていただきます。

 

 

 P1010030修正.JPG

赤絨毯に金屏風、更に粘土細工の桃の花をあしらって、可愛らしくも立派な人形飾りが出来上がりました。

 

 

ちなみにこの折り方はお客様のご家族から伝授された特製です。

 

 

 

さて、アイディア提供から完成まで非常に順調に進んだ今回のおりがみ陶芸ですが、雛人形の焼成、ニス塗りも済み、いざお雛様お内裏様をケースに配置する段で、ちょっとしたトラブルが発生しました。

 

 

 

関西出身のお客様は、お内裏様は向かって右でお雛様は左。

関東出身のお客様はその逆。 双方故郷の違いにで人形の配置が正反対になることが発覚したのです。

 

 

 

そこでよくよく調べてみると、古来皇帝など偉い人は南を向くという論語の考えの影響で、伝統を重視する地域では男雛は向かって右、女雛は左に飾られてきたとのこと。

 

 

出身地域の違いで位置が異なるのは、どうやらそういった事情からきているようでした。

 

 

 

結局お客様からの 「伝統も大切だけれど、今回はおりがみ陶芸という新しい技術を使って作ったお雛様だから、今風にお内裏様は向かって左でお雛様は右ということでいいんじゃないですか」 の一言で配置も決定。

 

 

無事完成へこぎつけることができたわけです。

 

 

いやはや、この同じ日本のなかにあって、人形の配置などという細かい点まで地域ごとの違いがあったとは。

 

 

古くからの日本の伝統と、その伝統を今に伝える姿勢、更に受け継いだ伝統を守りつつも、新しい風も受け入れて下さる皆さまに、若いスタッフ一同感じ入った次第でした。